インプロゲ-ムを英語教育で取り入れる3つのメリットと使い方
日本人が英語を話せないのは話せないのではなく、間違いを恐れ、あまり話さないことが大きな原因ではないかと感じています。
コミュニケーション力やプレゼン力を高めるインプロゲ-ムは、英語教育に取り入れることで、英語への抵抗をなくし、楽しく学ぶことができます。
インプロゲームを英語教育で取り入れるメリットと使い方をご紹介します。
参考記事:インプロ研修で鍛えるプレゼンテーション力がつく4つのポイント
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もくじ
インプロとは?
インプロとは、即興劇のインプロビゼーション(Improvization)の略です。
インプロは、俳優さんの演劇のトレーニングとして使われたり、即興パフォーマンスとして使われています。
さまざまなワークがありますが,簡単に言うと、レストランなどの場面をお客さんからもらい、台本のない劇を作っていきます。
何人かの人と台本のないストーリーを作っていくので、この即興劇のワークをすることで、
- コミュニケーション力や表現するプレゼンテーション力
- どんなことにも Yes,andにコミュニケーションしていく力
- チームで何かを作り上げる力
を育むことができることから、研修や学校現場などの教育の場でも活用することができます。
このインプロを応用した手法をアプライドインプロや応用インプロと言われています。
インプロを英語教育で取り入れる3つのメリットと使い方
インプロを英語教育で取り入れるメリットは3つあります。
間違えてもいい!という感覚を楽しむ
英語を話す時にどうしても緊張してしまいます。
・文法が間違えていないかな
・こう言ったら失礼じゃないかな
など、まちがいへの恐怖というのがあるのではないでしょうか。
英語を学ぶ時間の最初に間違えてもいいという雰囲気をつくるワークを取り入れます。
参考記事:英語の数字を楽しく覚えるアイスブレイク”1〜66”チームビルディングにも
▲ アイスブレイクとして、ゲームをしながら間違えていい雰囲気を作ってみましょう。
間違えてもいいんだらという雰囲気を作っていくことで、積極的に話す人たちが増えます。
この間違えてもいいといマインドを作るのにインプロは大きな役割をはたします。
ノンバーバルでも伝わることを学ぶ
言語を学ぶ時に感じておきたいのは、言語はより詳しく伝える手段であるということです。
どうしても英語教育では、ちゃんと話せないといけないという雰囲気があります。
もちろん、ある程度、ちゃんと正しい英語を話さないとニュアンスが伝わらないことがあります。
ですが、英語の学び始めでは、伝える手段としての英語ということを意識することが大切です。
その上で、インプロゲームの中にジェスチャーで伝えるワークがあります。
参考記事:“バースデーチェーン”大人数でできるレクリエーション!やり方・ルール説明・ポイントをご紹介!
それをはじめにすることで、伝えるツールであることを体感することができます。
ゲームの方が記憶に残る
インプロゲームは楽しいので、英語のフレーズなども記憶に残りやすいです。
オンラインで小学生に英語を教えていますが、正直、真面目にやっていることよりも、ふざけてやる英語の方がおぼえていたりします。
人間の記憶に残りやすいのは、楽しい!嬉しい!失敗した!など、感情が大きく揺れ動いた時です。
授業の最初などにインプロゲームを取り入れ、楽しい空気を作るだけでも、記憶に残りやすくなります。
サイモンセッズなどはまさに体験しながら、体を動かしながら、身につけられます。
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まとめ
インプロは、間違えてもいい雰囲気を作れ、ノンバーバルでも伝わることを体験でき、記憶に残りやすくなるので、授業の最初に5分でも取り入れることにとてもメリットがあります。
日本人の文法力などの知識は、他の国と比べても素晴らしい力があるように思います。
だからこそ、間違っていても伝えようとする力を英語教育の中で育んでいくことで、本当の英語力がついていきます。