学びの匠 Mariko 楽しい学びの場を引き出すファシリテーター

教えることに挫折した塾講師時代の経験から学んだこと3選〜自立学習を引き出すファシリテーション〜

教育・学習

大学時代に教えるのが好きだった私は、塾講師のアルバイトをしていました。

今のサイトでもそうですが、学ぶこと大好き!楽しい!がモットーで、大学の時は、電車でアラビア語の文字が好きすぎて、電車の中で文字を書いていたくらいです。(変人)

そんな私だったからこそ、塾講師は転職だと思っていたくらいで、中学生の生徒からも、先生教えるのうまい!と褒めてもらっていたくらいです。

そんな私が塾講師を1年という短い期間で辞めることになりました。シンプルに教えることに挫折しました。

もう教育には戻ることはないと思った私が、今も学びに関わることをし続けています。

それは、自立学習とファシリテーションという考え方に出会ったからです。

その挫折経験と、そこから学んだことをご紹介します。

塾講師時代の挫折経験

大学一年生の時に塾講師をはじめました。

もともと教えることが大好きだった私は、塾講師をするのが楽しみでした。

やってみても、それなりにセンスはたぶん悪くなかったんです。

中学生からは、わかりやすいとか声をもらうことも多かったので、自分の中では楽しく始めました。

1対2の個別指導をしていたので、比較的、勉強が苦手な子が多かったんですが、私は、数学が得意だったので、中2の子たちと、中3の子たちを2組を担当していました。

成績、頑張ってあげていこうね!!と張り切って教えていました。

生徒のテスト結果と保護者からの言葉に挫折

中2って、すでにいろんなことに算数とかでもかなりつまづいてるんですよね。

それは当時でもわかっていたつもりでしたし、一緒に解いているときは、その子たちも解けなくはなかったんです。一人で解けていることすらもありました。

だけど返ってきた定期テストの点数が、、、なんと一桁!!

本人もショックだったみたいだけど、私もかなりショックを受けました。

私って教えるセンスないのかなぁーとすごく凹みました。

ほかの生徒の子も、あまり芳しくない点数で返ってくることも。

あげく、ある子の保護者からはクレームが。

でも、私がその時に思っていたことは、その子は宿題もちゃんとやってこないし、自分でやらないし、そら成績も上がらないよ!って、その子を責めたいわけじゃないけど、そう思っていました。

たった一年でしたが、塾講師ってアルバイトは挫折感もあって、辞めてしまいました。

教えることから自立学習の考え方へ

残りの学生時代は、飲食店でアルバイト、それっきり、教育の分野で働くとは思いもしませんでした。

それまで、習い事や試験を受けたりするのに、粘り強く、諦めずに、比較的どれも長続きしていた私だったのですが、初めて、たった1年で塾講師を辞めたんです。

そんな時に出会ったのが、自立学習という考え方でした。

最初話を聞いたときに、衝撃を受けました!

もうどんな衝撃だったか覚えていないんですが、これだっ!って思ったんです。

    先生は基本的にあまり教えない!

    子どもたちが自分で勝手にやる!

夢のようじゃないですか?この仕組み!

塾講師で挫折した私にとっては、こんな世界を作るために何かできればいいなぁと思いました。

塾講師時代の挫折から学んだこと3選

自立学習の考え方に出会い、塾講師時代の挫折は私にとって大切な学びになりました。

挫折していなかったら、ずっと変わっていなかったと思います。

学んだことをご紹介します。

教えすぎず、わかったかを引き出す

塾講師時代、しっかり教えて、生徒にわかってもらうことが学びを引き出すことだと思っていました。

もちろん、先生が教えてはいけないというわけではありません。

教えすぎない!と言うことが大切だと知りました。

学びのピラミッドでも言われていますが、学びが一番定着するときは、人に教える時です。

わかったつもりでも、いざ人に教えようとすると、伝えられないことってよくあります。

まずは、どのくらいわかったか?と言うことを本人に聞くことを大切にしています。

  • これってどうすればいいの?
  • どうやって計算したらこの数字でたの?
  • わからないところってどこ?

これはこうするんだよーと、こっちから教えるのではなく、まずは、学び手の理解度を引き出した上で、わからない部分で必要な部分を教えるようにしています。

やりたい気持ちを大切に引き出す→選択権

勉強って言葉をあんまり使わないようにしています。

それは、勉めを強いるという言葉だし、勉強嫌いって子が多いような気がするからです。

でも本来、勉強とか学びって楽しいものだと思っています。

楽しい理由は、興味があること、なんでだろう?って疑問を持つことを考えるからだと思います。

今、小学生2人の英語レッスンをしていますが、その時にも、無理矢理やらせないということを大切にしています。

はい、やりなさいと言ったら、やるかもしれませんが、そんなことをしても、いやいや参加するだけです。

時には、レッスンがグダグダになってしまうこともありますが、本人たちは楽しんでくれているようで、オンラインレッスンの時間の10分前に入ると、遅い!と叱られます。笑

いやなレッスンだったら、早く入りたいとは思わないですよね。

レッスンの内容もできる時は、いくつかメニューを伝えて、そのメニューの中からどれやりたい?と聞くようにしています。

自分で決めるという選択権を大切にしています。

塾だったらそうもいかないかもしれませんが、それでも、少しでもいいので選択権、自分で学ぶものを決めて、少しでも学びたい!を引き出すことを大切にしたいと思っています。

自分で学べるようにファシリテーション

最後目指したいのが、自分で学んでいけるようにすることです。

学習していく目標を決め、どんなスケジュールでどんな学習をするといいのかを考えます。

例えば、この単元がわかるようになろう!と言うのが直近の目標だとすれば、教科書から学習するのか、ワークを解いていくのか、を生徒自身が考えるように確認していきます。

今日はどの学習をする?どこまでする?といった具合に確認していきます。

決められない場合には、2択くらいにまで絞って、これとこれどう?どっちがいい?というくらいに導いていくのもオススメです。

ファシリテーションは短く説明できませんが、さまざまな問いを考え、導いていくことで、自立した学習者を育んでいくことが大切だと思っています。

参考記事:ファシリテーションし、安心安全な場づくりするために伝えるグランドルール7選

まとめ

私は塾講師時代に教えることに挫折した経験があったからこそ、今の、ファシリテーションや自立学習という考え方を学び、それを生かした学びの場を提供できるようになっているのだと思います。

今、何が起こるかわからないVUCAの時代と言われ、言われたことをやるだけでは通用しなくなると言われています。

そんな中で、興味をもったことを自分で考え、自分で学ぼうとする姿勢を早い段階から伝えていくことが大切だと思っています。

ぜひ、参考にしてみてください。