学びの匠 Mariko メンタル・インプロを知れば、学びはもっと楽しくなる

アイスブレイクで短時間で使えるインプロゲームGood News Bad News

インプロ・ファシリテーション

アイスブレイクで使える、インプロゲーム、Good News Bad Newsをご紹介します。

このゲームは簡単でかつ、アイスブレイクにも、短時間でYes,andコミュニケーションを学ぶのにもぴったりなワークです。

オンラインでも手軽にできる言葉つなぎなので、親子でも楽しめるので、私自身がものすごく使います。

Mariko Good News / Bad newsはYes,andのトレーニングになるだけでなく、物事のポジティブな捉え方も自然と学べる、最高のワークです。私はよく使います。

スポンサーリンク

アイスブレイクで使えるインプロゲームGood News /Bad Newsとは?

Good News /Bad Newsとは文字通り、良いニュースと悪いニュースのことです。

「宝くじが当たりました。」というただのNEWSを、良いニュースや悪いニュースとして話を続けていきます。

良いニュースの時は、「そのおかげで」で繋げると、自然といいニュースが続きます。

悪いニュースの時は、「そのせいで」で繋げると、自然と悪いニュースが続きます。

このように、3〜4人ずつで、良いニュースと悪いニュースでYes, and しながらストーリーを続けていきます。

Good News /Bad news の進め方

3〜4人のグループで始めます。ワークの進め方をご紹介します。

「そのおかげで」でGood News をつくる

まずはグループでGood News を繋げていきます。

全体で、「宝くじが当たりました」からスタートします。

    講師:「宝くじが当たりました」

    A:「宝くじが当たったおかげで、大きな家を買えました」

    B:「大きな家が買えたおかげで、大切な友人たちとパーティーを開きました。」

    C:「大切な友人たちとパーティーを開いたおかげで、自分の手料理を友人たちから褒められました。」

    D:「自分の手料理を友人たちから褒めてもらったおかげで、・・・」

というように、前の人の言葉をYes, and して、そのおかげでで繋ぎながら、Good Newsを続けていきます。

前の前の人の話を意識する必要はありません。あくまでも直前の人の言葉にYes, andしていきます。

参考記事:インプロ(即興劇)から生まれたYes,andの考え方

「そのせいで」でBad News をつくる

グループでBad News を繋げていきます。

Good News と同じように「宝くじが当たりました」からスタートします。

    講師:「宝くじが当たりました」

    A:「宝くじが当たったせいで、友人からお金を貸してとたくさん言われるようになりました。」

    B:「友人からお金を貸してとたくさん言われるようになったせいで、友人との関わりが減りました。」

    C:「友人との縁が関わりが減ったせいで、孤独感からお酒に頼るようになりました。」

    D:「孤独感からお酒に頼るようになったせいで、・・・」

というように、「そのせいで」でつなげていきます。

「そのおかげで」と「そのせいで」の両方を使う

最後は、両方を使って、Newsを繋げていきます。

    講師:「宝くじが当たりました」

    A:「宝くじが当たったせいで、友人からお金を貸してとたくさん言われるようになりました。」

    B:「友人からお金を貸してとたくさん言われるようになったおかけで、金融業として仕事をし始めました。」

    C:「金融業として仕事をし始めたせいで、借金が増えました。。」

    D:「借金が増えたせいで、・・・」

このように、Good NewsとBad Newsの両方を繋いでいきます。

スポンサーリンク

Good News /Bad news のポイント

シンプルなゲームながら、とても深いゲームです。ポイントをご紹介します。

ワークをした後はちゃんとふりかえりをする

インプロのどのワークもそうですが、上手くすることが大事なのではなく、ワークをした後にふりかえりをすることが大切です。

どんなふりかえりでも大丈夫で、自分自身が感じたことを一緒のグループの人と共有し合いましょう

例えば

  • Good News /Bad newsだとどっちの方が好きか
  • 普段の生活でそのせいでばかり使っていることに気づいた
  • Good Newsを想像するのがすごく楽しい

など自分が感じたこと、気づいたことを共有しましょう。

目の前のことに Yes,andする

Good News /Bad newsはとにかく自分の前の人の言葉をYes, and していきましょう。

やっているとそれまでのストーリー、例えば、宝くじに当たったというストーリーは最初だけで、その内容を残す必要はありません。

その前の人のストーリーをひきづると、直前の人の話をYes, andできなくなってしまうことがあります。

ここですることは面白いストーリーを作るのではなく、直前の人にとにかくYes, andしていくことが大切です。

私たちは時として、目の前の人の話をYes, andしているようでできていないことがあります。

そんな状況になっていないかを意識しながら楽しんで見てください。

NewsはただのNewsであることを知る

一番大切なポイントは、NewsはただのNewsということを知ることです。

出来事は出来事で、その出来事をどう捉えるかはその人次第なのです。

おかげでと捉えればいい流れができるかもしれませんが、そのせいでと捉えると良くない流れになっていきます。

体感することで、普段の生活でそのせいでと捉えすぎていることがないか、見直してみるのもオススメです。

まとめ

Good News /Bad newsはとっても気軽にできて、かつ、自分の捉え方に気づけるワークです。

ぜひ、親子でも使ってみてほしいし、アイスブレイクとして会議前にYes,andするトレーニングを楽しんでみてください。

合わせて読みたい

目的別!簡単!インプロゲーム一覧〜アイスブレイクやチームビルディングに〜