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フィンランドでは英語が通じる!学校教育の先生の考え方から学ぶ

教育・学習

2016年にフィンランド教育機関の見学をさせていただきました。

その時に影響を受けた一つが、フィンランドでの英語教育の考え方です。

フィンランドでは英語が通じるし、わかりやすい英語が話されているなと感じました。

フィンランドで話される、フィンランド語は英語とは全然違う種類の言語にも関わらず、多くの人が英語を話すことができます。

見学をさせてもらったり、話を聞くなかで、英語が話せる人が多いのは、フィンランドの国としての背景や教育の影響が大きいように思いました。

実際現場で聞いたことや感じたことをご紹介します。

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フィンランドで英語が通じるのはなぜ?

ある小中一貫校へ行った時、グループごとに高校生たちが一緒に教室を案内してくれました。

とてもスムーズな英語で話してくれ、私自身が高校生の時、こんなに話せたかな??なんて日本での教育との違いも感じました。

その見学の時にお聞きして、感じたと友人から聞いたことで3つのポイントがあります。

  • 英語を話す必要性を感じている
  • 英語のシャワーを浴びる
  • インタラクティブなスキルをつける

という点です。詳しくご紹介します。

英語を話す必要性を感じている

フィンランドという国の背景も英語教育に大きく関わっているように思います。

そもそもフィンランドは、人口550万で、資源もないからこそ、人こそが財産という考え方があり、納税者を育てるということを明確に掲げています。

その中で世界で戦っていくためにも、英語を話せることも大切だと考えています。

また、文化的な背景としても、冬が暗く寒いため、家で読書する文化もありますが、英語の必要性を感じているので、英語の番組なども見る習慣があるようです。

フィンランドでは英語の番組とかもよく見られていて、日常の中でも英語に触れる機会が多いのかもしれません。

英語のシャワーを浴びる

ある小学校で1年生のアートの授業を見学させてもらった時に、先生が授業中ずっと英語で話していました。

当時、教科横断やプロジェクトベースの学習が意識され始めたこともあり、アート×英語の授業として見ていました。

子どもたちは、もちろんフィンランドで話していますが、”This is for you”みたいな感じで、作品を配るなど、先生は全て英語で話していました。

子どもたちが先生が何を言っているかわからないのではないかと思いましたが、もう一人支援の先生がいて、その先生が補助していました。

授業後、お忙しい中、少しだけ英語で話していた先生とお話することができて、気になったことを聞いてみました。

『子どもたちはフィンランド語を話していますがいいんですか??』

と私たちが聞いた時に、その先生がおっしゃったのは、

『とにかく英語のシャワーを浴びることが大切なので、話すのはフィンランド語でもいいんです。』

小学校のうちから英語を聞く機会を増やされているんだなとわかりました。

インタラクティブに英語で対話する力

フィンランドに留学に行った友人が言っていて印象的だったことがあるのですが、それが、日本では英語は4技能と言いますが、フィンランドでは5技能を大切にしていると聞きました。

4技能とは、Speaking / Listening / Reading / Writing のことを言います。

これまでの日本の教育では、 Readingや Writingの機会が多く、Speaking / Listeningがすくなかったように思います。

今でこそ、Speaking / Listening も重視されてきていますが、この4技能ですら、足りなくて、もう一つの技能、Interactiveが必要だということです。

Interactive とはつまり、双方向のやりとりをする力のこと。

会話というのは、質問に対して、固定された回答があるわけではありません。

How are you?と聞かれて。I’m fine.とだけ答えていては、How is it going?と言われると固まってしまうかもしれません。

人によって話す癖があったり、予想外の答えがあったりするので、それに対応できる力をつけていく必要があります。

確かに、私も英語を散々勉強して、Speaking の練習もたくさんしてきたのですが、いざ、人と話すと、言葉に詰まってしまいました。

結局、人と話すとなると緊張するので、そういったインタラクティブに話すというトレーニングも英語の授業の中でもされていました。

まとめ

言語を学ぶというのは、勉強と考えてしまうと、なかなか話せなくなるのではないかなと私自身は感じています。

私たちは日本語をたくさん聞いて、たくさん話す機会があるから日本語を話せます。

英語も同じで、とにかくたくさん英語のシャワーを浴び、アウトプットする練習をすることが言語習得のコツなのではないかと思います。

英語を話せるようになる近道って、とにかくシャワーを浴びること、人と話しながらインタラクティブにアウトプットをたくさんすることなのかなと思います。

ぜひ、たくさん会話していきましょう。